SBドラ1田中がブルペンで45球 15年ドラ1高橋「球はエグかったです」

最近3季のドラ1投手3人がブルペンで並ぶ豪華競演も実現

 ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)が、宮崎キャンプ初日となった1日、いきなりブルペン入りし、大器の片鱗を周囲に見せつけた。ルーキーらしく、先輩投手陣が投球練習を終えた後にブルペンに入ると、すべて真っすぐだけ、捕手を座らせて45球を投じた。

 7割程度の力の入れ具合と見られるが、ダイナミックなフォームから放たれたボールは糸を引くように、次々と捕手のミットへと収まった。プロとして初のキャンプということで緊張もあったのか、投球練習序盤は制球が定まらなかったものの、徐々にコントロールも安定していった。

 豪華な競演も実現した。田中がブルペンで投げ始めると、2014年ドラフト1位の松本裕樹が、その後には2015年ドラフト1位の高橋純平がブルペンに登場。最後はこの3人だけが、横並びとなっての投球練習となり、ドラ1トリオが競うように、ボールを投げ込んだ。

 田中の右隣でピッチングを行なっていた高橋は、田中のボールについて「球はエグかったです」と驚きの様子。同じドラ1右腕すらも驚かせた田中正義。不安視されていた右肩も問題なさそうだ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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