ツインズ朴炳鎬が戦力外通告 韓国で50発もメジャーでは12本、打率.191

右腕獲得に伴い、メジャー40人枠から外れる

 ツインズが3日(日本時間4日)、韓国出身の朴炳鎬(パク・ビョンホ)一塁手を戦力外とした。複数の現地メディアが報じている。同日に契約した右腕マット・ベライルをメジャー40人枠に入れるための措置だというが、韓国では2年連続50本塁打以上を放った大砲が、メジャー2年目は苦難の幕開けを迎えることになった。

 昨季からツインズに加入した朴は、主に一塁手、DHとして62試合に出場。打撃に関する前評判は高かったが、打率.191、期待された長打も12本塁打、24打点にとどまる一方、三振数は80にも上り、7月1日に傘下3Aに降格となっていた。

 2015年オフにポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指した朴は、ツインズと4年1200万ドル(約13億5100万円)でサイン。今回の戦力外通告によりウエーバー手続きに入るが、あと3年契約が残っていることもあり、地元紙「ミネソタ・スタートリビューン」のラベル・ニール記者は「他球団が獲得意志を示すことはないだろう。40人枠から外れて、ツインズのメジャーキャンプに招待選手として参加するはず」という予測をツイートしている。

 あと2週間ほどで始まるキャンプでは、メジャー40人枠に入る争いを繰り広げることになる。昨年の経験を生かして、どれだけ環境とメジャーの野球に適応できるか。朴の真価が問われることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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