ロッテ石川の打撃投手登板に球団関係者驚嘆 角中に50球超、バット3本へし折る

WBCへ調整進める石川、打撃投手に志願「真っすぐはよかった」

 WBC1次ラウンド第3戦の中国戦に先発が有力なロッテ石川歩投手が14日、ローテーション投手の先陣を切って、打撃投手で登板した。角中相手にWBC球を使い、52球。ほとんど外野に飛ばさせず、安打性はわずかに2本。自慢のシンカーを披露しただけでなく、昨年の首位打者のバットを3本もへし折った。

「第2クール途中あたりで、(第3クールの最終日に)やろうかなと思った」と志願のバッティングピッチャーで、球団関係者も「この時期に打撃投手で投げるピッチャーじゃない」と昨年の防御率1位投手の登板に目を見張った。

 もちろん、WBC先発を見据えた上での調整で「まあまあ真っすぐはよかった。あとはコントロールを含め、精度を上げていくこと。へし折った感じはないが、感触は良かった。折りにいってはいないが、左打者のインコースは自分の生命線。(そこへ)投げないと抑えられない」と話す。

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