ソフトB千賀、WBC球に手応え 変化球も上々「操れるようになってきた」

WBC使用のマウンド&ボールで50球、18日に初実戦「楽しみ」

 侍ジャパンのメンバーとしてWBCに出場するソフトバンクの千賀滉大投手が宮崎キャンプ第4クール2日目の17日、ブルペンで投球練習を行なった。ブルペンの一番奥に用意されたWBC仕様のマウンドで、カーブ、スライダー、そして武器のフォークを交えて50球を投げ込み「だいぶ安定して(ボールを)操れるようになってきた」と手応えを口にした。

 キャンプ序盤はフォームを固めるために、ブルペン入りを控えることもあった右腕。第4クールに入り、WBC球にも徐々にアジャストしてきたようで、苦戦していた変化球の制球もまとまってきた。「真っすぐが、いい球を投げられるようになって(変化球も)ついてきた。あとは煮詰めるだけ」と表情は晴れやかだった。

 18日には紅白戦で、今季初の実戦のマウンドに上がる予定で「明日が楽しみです」。23日の合宿スタートに向け、“お化けフォーク”を操る豪腕の状態が上向いてきた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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