ついに当たるかDeNAの助っ投 201センチ右腕が3者連続Kの衝撃デビュー

クラインが1回完全…球団の外国人最多は通算17勝、“負”の記録を破れるか

 DeNAの新助っ人、フィル・クライン投手が18日、練習試合・中日戦(北谷)の2番手で登板。3者連続三振を奪い、1イニングを無安打無失点と完璧な対外試合デビューを飾った。

 北谷球場のマウンドに201センチの長身がそびえ立った。5回からマウンドに上がると、クラインの奪三振ショーが幕を開けた。先頭の高橋には真ん中低め、松井雅には内角高めの速球で見逃し三振。続く遠藤にはカウント1-2から力のある真っ直ぐで空振り、圧巻の3者連続三振でマウンドを譲った。

 クラインは昨季、フィリーズ3Aで5勝1敗、防御率1.52。メジャーでも12試合に登板した。長身から投げ下ろす角度のある直球と変化球を武器にして、3Aでは1試合平均10個以上の高い奪三振率を誇った。DeNAの新外国人としては高額の年俸1億5000万円で契約した前評判通り、いきなり結果を残した。

 DeNAは前身の大洋、横浜を通じ、外国人投手の球団最多勝利が17勝。それも、3シーズン在籍したモスコーソが昨季マークしたものだ。かつてはクルーンなど守護神で活躍した投手はいたが、先発になると少なかった。そんな中での「ハマの巨漢ドクターK」の出現。“負”の記録も一気に打ち破りそうな予感が漂う。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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