WBCドミニカ代表投手にイチローが“洗礼”!? 今季加入ボルケスからヒット

今キャンプ初の投手を交えた打撃練習で快音

 マーリンズのイチロー外野手が、今季ロイヤルズからフリーエージェントで加入したエディンソン・ボルケス投手にセンター前ヒットの“洗礼”を浴びせた。球団公式サイトが報じている。

 現地時間19日に行われた練習では、今キャンプで初めて投手が打撃練習で登板した。今季開幕投手候補に挙がるボルケスに用意されたのは、スタントン、イチロー、オズナ、イエリッチというチームを代表する打者ばかり。コーチ陣に気に入られていないのかもしれないと冗談を飛ばしたボルケスは「みんなどれだけ僕のことが好きなんだよ」と笑ったという。

「ボルケスは困難な役割を引き当てた」と記事に指摘される通り、いきなり“メジャー最強”の呼び声高い外野ユニットと対戦した右腕は、ストライクゾーンに投げることを意識しながら34球を投じたそうだ。この時期の打撃練習では、打者は目慣らしを目的とし、ほとんどバットを振らないことが多いが、センター前に安打性の打球を飛ばして、ボルケスに新天地での“洗礼”を浴びせたのがイチローだったという。

 3月に開催される第4回WBCにドミニカ共和国代表として出場するボルケスは、「彼らと対戦できて良かった。本当に優秀な打者だからね。どうやって攻めようか考えさせられる。自分にとってプラスになったよ」と、メジャーを代表する強打者やレジェンドとのいきなりの対決を喜んだそうだ。

 一両日中にも、もう1度打撃投手を務めるというボルケスは「それが終われば(WBCに向けて)準備万端」と順調な仕上がりをアピール。メジャー最年長野手の“洗礼”が実戦感覚を取り戻す、いいきっかけになったのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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