WBC初戦で先発? 侍ジャパンのロッテ石川、現在の状態は「60%くらい」

合宿初日はブルペンで34球、「緊張しました」も…本番では「すべて勝てるように」

 2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は23日、「KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎」で強化合宿をスタートさせた。先発として期待される石川歩投手(ロッテ)は、ブルペンで34球を投じて調整。WBC初戦となる3月7日の1次ラウンド初戦・キューバ戦(東京ドーム)で先発との予想も出ているが、「(状態は)60%くらい」と話した。

 石川はブルペンに入ると、嶋基宏捕手(楽天)を相手に全てノーワインドアップで34球を投じた。18球連続で真っ直ぐを投げた後は、カーブと武器のシンカーも交えた。練習後に「緊張しました。あまり喋ったことがない選手ばかりなので…」と本音も漏らしたが、順調に調整を進めているようだ。

 報道陣からは「キューバ戦で先発すると見られていますが」との質問も飛んだが、「今はいい球を投げて、自分の状態を早く上げることです」と合宿での課題を掲げた。現在の状態は「60%くらい」。開幕までの残り2週間で、残りの40%を埋めていくことになる。

 24日以降に向けて「バッターと対戦して実戦感覚、ボールの精度を上げていきたい」と話した右腕は、WBC本番での目標を聞かれ「投げた試合は全て勝てるようにしたい」と力を込めた。“開幕投手”の大役を任されることになるのか、注目が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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