ソフトB柳田が今季初実戦で衝撃の初アーチ「奇跡っす」
投手と初の対戦で一発、逆風ものともせず左中間最深部に運ぶ
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が今季初実戦で衝撃の初アーチを放った。右肘痛のため、キャンプインからB組で練習を続けている柳田。キャンプ第5クール最終日の23日、B組の練習試合・楽天戦(生目第二)に「3番・DH」で出場。第2打席に左中間へと今季1号を放った。
初回の第1打席は変化球を見極めて、四球を選び「変化球を見逃せたことは、内容が良かった」。そして、2打席目だ。3回。先頭で打席に入ると、楽天・入野貴大の初球、146キロの真っすぐをとらえた。強く逆風をものともせず、左中間最深部のフェンスを越えていった。
このキャンプでは、シート打撃も行っておらず、投手との対戦はこの日が初めて。それでも、いきなり本塁打という結果が出たことに「奇跡っす。いい手応えでしたけど、風が吹いていたし、アウトだと思った。(スタンドに入ったことに)ビックリしました」と笑った。
慎重に調整を進める右肘については「順調に来ていると思う」という。24日のオフを挟んで、25日から始まる第6クールからA組に合流する。25日には早速、侍ジャパンとの試合に出場する。「無理でしょ。打てるわけない(笑)。でも、いい投手を見るチャンスをもらえるので、無駄にしないようにしたい」と話していた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani