有原猛アピール、ハム開幕投手は誰に? 気になる栗山監督の“伝達方法”

大谷の3年連続開幕投手は絶望的、今季の日本ハム開幕投手は誰に?

 日本ハムの有原航平投手が25日の阪神とのオープン戦(名護)で先発し、2回1安打無失点。たった19球で抑え、シーズン開幕へ万全の投球を見せた。

 大谷翔平投手が右足首痛を抱え、3年連続の開幕投手は絶望的。有原は大卒3年目での初の大役へ有力候補に挙がっている。この日のオープン戦での好投で、キャンプ中の実戦はこれで計6イニングを2安打無失点。猛アピールを続けている。

 もし「開幕・有原」になるとしたら、次の注目は名将・栗山英樹監督が今季の開幕投手をどのようにして発表するか、だ。

 大谷が2年連続で開幕投手を務めた16年はキャンプ休日だった2月22日に名護市営球場で公表。二刀流にこだわり、午後2時22分22秒に発表された。さらに、大谷へ通達したのはアリゾナキャンプ中の同6日。伝説のスーパースター、ベーブ・ルースの誕生日に言い渡し、大谷に手紙を書かせたという。「正々堂々やらないと、野球の神様は許してくれない。中途半端な二刀流は機能しない。両方で結果を残して欲しい」と語り、前年に極度の打撃不振に陥った大谷へ奮起を促していた。

 大谷が高卒3年目で初の開幕投手を任された15年は、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の79歳の誕生日、2月20日に報道陣へ公表。大谷の背番号11にちなんだ午前11時11分に、「長嶋さんが作ってくれたプロ野球界を(大谷に)受け継いで欲しい」との思いから大役を託し、その日の午前中には大谷へ開幕投手を伝える手紙を手渡したという。

 栗山監督就任1年目で斎藤佑樹投手が開幕投手だった12年は3月18日のヤクルトとのオープン戦(神宮)の試合前に手紙で通達した。栗山監督と開幕投手は手紙が1つのキーワードとなりそうだが、日本一連覇のかかる2017年はどう開幕投手へ伝えるのか。選手をもり立てる、やる気にさせる熱血監督の“手腕”に注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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