歴代最弱との声もある韓国、侍Jと同組キューバに2連勝 指揮官「かなり苦戦」

WBC韓国代表が2連勝、指揮官「キューバに変化球の鋭い投手いて苦戦」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表が、ソウルの高尺(コチョク)スカイドームで行われたキューバとの親善試合で2連勝した。25日は6-1、26日は7-6で勝利を収めた。

 特に2戦目でソン・アソプ(ロッテジャイアンツ)が5打数4安打1打点2得点と大活躍。元千葉ロッテマリーンズの3番キム・テギュン(ハンファイーグルス)も2戦目に3打数2安打2打点を記録し、元福岡ソフトバンクホークスの5番イ・デホ(ロッテジャイアンツ)も2戦目に3打数1安打1打点と、ようやく試合勘が戻ってきた。

 韓国スポーツ紙「スポーツ京郷」によると、キム・インシク監督は「キューバのピッチャーに変化球の鋭い選手がいて、かなり苦戦した。それで凡打も多かった。そんな中、ソン・アソプが重要な場面でヒットを打ち、しっかり得点することができた」と試合を振り返っている。

 WBC韓国代表はこの試合の前に行われた沖縄合宿で巨人に0-4、DeNAに2-3で敗れて不安を残していた。数多くいる韓国人メジャーリーガーの中で、今年のWBCに参加するのは元阪神のクローザー、オ・スンファン(カージナルス)だけ。2006年の第1回大会ベスト4、09年の第2回大会で準優勝している韓国代表だが、今年のチームは“歴代最弱”との声もあるほど。だが、キューバに2連勝したことで、選手たちが自信を取り戻しつつあるのは確かなようだ。

 韓国代表は3月6日、1次ラウンドA組でイスラエルとの初戦を迎える。一方、キューバは同7日に行われるB組の初戦で侍ジャパンと対戦する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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