侍J小久保監督、投壊も「気にしてない」 敵打者に脱帽「非常に振れていた」

台湾選抜に敗戦で対外試合2連敗

 3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は28日、CPBL選抜チャイニーズ・タイペイとの壮行試合(ヤフオクドーム)で、5-8と敗れた。これで25日のソフトバンク戦に続き、対外試合2連敗。前回は4安打完封負けだったが、この日は期待の投手陣が17安打8失点と炎上した。

 試合後、小久保裕紀監督はこの日3安打の菊池の状態を評価しつつ、中田に安打が出たことも好材料とした。一方、先発の則本が3回6安打3失点、2番手の牧田が2回6安打4失点と大量失点した投手陣について問われると「(3失点した先発の)則本の調子うんぬんもそうでしたけど、台湾の選手が非常にバットが振れていた」と相手打者の状態に脱帽しつつ、「(則本は)試したいボールもあったと思う。(牧田も)試したい部分があったと思う。今日は結果は気にしてません」と話した。

 1次ラウンド初戦は3月7日のキューバ戦。本番まで1週間に迫り、強化試合は残り3試合となった。「(打線は)7日に向けて上がってきますよ。信じてます。それだけです。もちろん勝つにこしたことはないが、負けた中にも収穫があるし、勝っても反省点はあるもの。7日に向けてしっかり上げていくだけ」と指揮官。「7日にいい状態にもっていくためには無駄な試合はない」と力を込めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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