突きつけられた課題 散々4失点ソフトB高橋「左打者にストライク入らない」

「全然出し切れていない」…楽天戦で3回4失点、5四球はすべて左打者

 ほろ苦い対外試合初登板となった。ソフトバンクの昨季のドラフト1位・高橋純平投手が、28日の「球春みやざきベースボールゲームズ」楽天戦(アイビー)に2番手で登板。4回から3イニングを投げ、3安打5四球4失点と荒れ「(自己採点は)30点にいかないくらい」と肩を落とした。

 4回、先頭から連打を浴びると、1死一、二塁で聖澤に高めに浮いた真っすぐを右翼席へ運ばれ、3ランを被弾。5回には3つの四球を与え、ノーヒットで1点を献上した。散々の内容に「1イニング目に先頭で走者を出して、焦ったかなと思います。ヒットなしでの失点はもったいない。やってきたことを出したいと思っていましたけど、全然出し切れていない」と悔しさが滲んだ。

 2年目の今季。初のA組でのキャンプを送り、疲労はここにきてピークに達している。この日の最速は147キロだったが、140キロ前後がほとんどで本来の球威はなかった。5四球は全て左打者に与えたもので「左打者に対してストライクが入らない。スライダーがワンバウンドになったりした。何球投げてもストライクが取れるようなボールにしないと」。キャンプからアピールを続けてきた19歳右腕に課題が突きつけられた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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