侍Jのサブマリン牧田が21球で6者凡退 88キロカーブに客席どよめく

勢いづいた阪神打線を止めるパーフェクト救援

 7日から始まる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は3日、「アサヒスーパードライ プレゼンツ 侍ジャパン壮行試合」(京セラドーム)で阪神と対戦。3回から2番手でマウンドに上がった牧田和久投手(西武)が21球で6者凡退とするパーフェクト救援を見せた。

 侍ジャパンは先発・武田翔太投手(ソフトバンク)の制球が定まらず、甘い球を阪神打線に捉えられ、2回で3点を失った。試合の流れは完全に阪神寄りとなったところで、小久保裕紀監督は3回からサブマリン牧田を投入。牧田は先頭・原口をセカンドフライに打ち取ると、続く中谷の3球目で88キロのスローカーブ。客席から大きなどよめきが沸いた。中谷を空振り三振に斬ると、続く上本は初球でレフトフライとし、わずか9球で3死を奪った。

 続投した4回は、先頭・大山を初球で右飛とすると、梅野の2球目カーブはこの日最遅82キロを記録。その梅本を一ゴロ、続く板山を右飛に仕留め、2イニングを21球で完璧に抑えた。 

 阪神の先発メッセンジャーに打線を封じ込められ、盗塁にも失敗するなど、ちぐはぐな試合運びが目立つ侍ジャパンの中で唯一光る働きを見せた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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