ローテ4番手候補が…DeNA新助っ人クライン、5回途中1失点も7四球の制球難
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石田、今永、石田に続くローテ候補、「うまく修正できず…」108球要して降板
DeNAの新助っ人フィル・クライン投手が4日、オープン戦・楽天戦(倉敷マスカットスタジアム)に先発した。
ここまで実戦2試合で投げて計4回2失点。オープン戦はこの日が初登板で、4回2/3を投げて4安打1失点3奪三振ながら、7四球と制球に苦しんだ。特に5回は4四球と荒れ、2死満塁としたところで108球を要して降板。先発ローテーションの一角として期待されているが、2~5回はすべて先頭打者の出塁を許す内容だった。
それでも最速149キロをマークするなど、球速は常時安定。5回は交代した中継ぎの平田の好投に救われた面もあるが、最少失点で切り抜けるなど、悪いなりにも粘りの投球で大崩れしなかったことが救いだ。
降板後には「感触は悪くなかったですが、ボールが高めに集まってしまい修正を試みましたが、うまく修正することができず球数が多くなってしまいました。次の登板はストライク先行を意識し、少ない球数で試合を作りたいです」とコメントした。
石田、井納、今永に続く先発ローテーション入りが期待される201センチの長身右腕だけに、次回は圧巻投球でラミレス監督を安心させたいところだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
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