侍・則本、体調不良で“志願の最終登板”を回避「元々なかった登板。問題ない」

当初は「結果が全て」と登板予定も…「花粉症をこじらせて」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」の則本昂大投手(楽天)が、5日の「アサヒスーパードライ プレゼンツ 侍ジャパン強化試合」オリックス戦(京セラドーム大阪)で予定されていた登板を回避した。

 則本は2月28日の台湾リーグ選抜戦に先発し、3回6安打3失点と乱調。当初はこれがWBC前最後の登板の予定だったが、結果が出なかったことでオリックス戦登板を志願し、マウンドに上がることが決まっていた。しかし、この日は最後まで登場することはなかった。

 試合後、則本は「体調不良だった。監督、コーチ、トレーナーと話して、今日は大事を取りました。花粉症をこじらせて、だるさがあったので、そんな状態で試合に出て何かあったらいけない」と説明。ホテルを出発する前には“登板回避”を決めたという。

 4日には希望者のみの練習に参加。オリックス戦に登板する目的を「もう1回、最終調整でやりたいことをやって本番を迎えたい。結果が全て。結果だけを追い求めてやりたい。いい投球をしてしっかりゼロに抑えてマウンドを降りたい」と話していた。

 確かな手応えをつかんでWBC本番に臨むことはできなくなったが、「元々、今日の登板はなかったので、そう考えれば別に普通。問題はない。明日(6日)しっかり調整して本番に臨みたい」と誓った右腕。本番で結果を残すだけだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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