イスラエルが韓国撃破 世界も衝撃「番狂わせの幕開け」「何というスタート」

メッツ所属のケリー「今までで一番疲れるゲーム」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が6日、開幕し、韓国・高尺スカイドームで行われた1次ラウンドA組初戦でイスラエルが延長10回の末に韓国を2-1で破った。昨年9月の予選を勝ち上がり、本戦初出場国がWBC常連国を撃破した一戦に米メディアが「大番狂わせ」と伝えるなど、波乱含みの幕開けとなった。

 9回まで1-1と投手戦となった一戦はイスラエルが延長10回2死一、三塁からS・バーチャムが二塁へタイムリー内野安打を放ち、勝ち越しに成功。そのリードを守り切り、地元の大声援を受けた韓国を打ち砕いた。

 イスラエルはピーター・カーツ監督のもと、サム・フルド外野手(前アスレチックス)やアイク・デービス内野手(前ヤンキース)、ジェイソン・マーキー投手(前レッズ)らメジャー経験の豊富なプレーヤーを擁し、昨季メッツでメジャーデビューを果たしたタイ・ケリー内野手も出場。本大会初出場ながら決して侮れないチームだった。

 この日、「2番・三塁」でスタメン出場したケリーは試合後、自身のツイッターで「今まで経験した中で間違いなく一番、精神的に疲れるゲームだった。でも、それだけの価値があった」と綴り、勝利の余韻に浸った。

 MLB公式サイトのジョン・モロシ記者は自身のツイッターで「WBCはソウルで番狂わせとともに幕開け。イスラエル 2-1 韓国」と速報。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイティッド」もツイッターで「イスラエルがやり遂げた! WBC開幕戦で韓国を仰天させ、延長10回2-1の大番狂わせ。何という大会の始まり方だ」と興奮気味に速報した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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