韓国4番イ・デホ、不屈の適時二塁打! 頭部死球の次打席で痛烈“お返し”

ヘルメット耳あてに死球直撃も直後にタイムリー、2得点で台湾を突き放す

 WBCの1次ラウンド(R)A組は9日、韓国が台湾と対戦し、2回に頭部死球を受けていた元ソフトバンクの4番イ・デホが4回に不屈のタイムリー二塁打を放った。

 6-3とリードした4回1死一、二塁。イ・デホは台湾の右腕パン・ウェイルンの初球をとらえ、中堅右へタイムリー二塁打。6点リードの2回に3点を返した台湾の追い上げムードを振り払う一打となった。韓国は4番に続き、5番ソン・アソプが右犠飛を放ち、この回2点を奪った。

 イ・デホの前打席では、登板したばかりのパンの投球がすっぽ抜け、ヘルメット左の耳当ての部分を直撃。衝撃でヘルメットは飛び、その場にうずくまり、球場は静寂に包まれた。しかし、主砲はトレーナーから患部の状態の確認を受け、しばらくすると立ち上がり、走って一塁へ。地元のファンから大歓声を浴びていたが、不屈の一打で球場をさらに盛り上げた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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