パ新サービスにつながるか―「パッカソン」にユーモア溢れるアイデア集まる

ユーモアあふれるアイデア集まる

【3月5日(日)パッカソン2日目】

 初日に蓄積した疲れが影響しているのか、2日目は静かなスタートとなった。

 前日の疲れを和らげるため、審査員を務めるSHLの林英恵氏による「プレゼンテーションで力を発揮するためのヨガ教室」が開かれた。ヨガの定番・木のポーズからエネルギーをチャージするための呼吸法など、簡単に実践できるものから難易度がやや高めのものまで約10分間、じっくりと本格的なヨガが行われた。

 その後は朝の9時半から発表時間の16時までそれぞれのチームがひたすら作業。完成するまで、そして納得のいくまで黙々と、ひたすら作業。疲れがピークに達していようが、ひたすら作業。これがハッカソンの「マラソン」たる所以なのだろう。

 そして16時に発表の時を迎え、あらかじめ決められた順番通りにそれぞれの方法でプレゼンを開始。発表順はお手製のスコアボードに1回表から3回裏までチーム名が記載されたものが会場に設置された。以下、発表順通りに2日間の各チームの完成企画、アイデアをご紹介していこう。

1・チーム名:たぬきそば 企画タイトル:フレフレパ・リーグ

 メガホンに加速度センサーを組み込み、球場でメガホンを叩き、応援の熱の入り具合をファン同士で対決させるという企画。しっかりとメガホンをたたくことでメガホンの色が鮮やかに変化することがこの企画の特徴。

2・チーム名:パパパパッとび 企画タイトル:パッとび

 球場までのルートや、球場内で指定されたとおり、タイミングよくジャンプをすることでパッとびボードが光るという企画。一体感を感じさせることがこの目的であり、球場に向かうまでの道筋においてもファンは楽しめる要素が満載であるということからこの企画は発案された。

3・チーム名:マイナス2 企画タイトル:パッ喰MAN

 街中の看板や商品名などに記載されているパを探し、そのルートを通過することで「パ」を集めるというアプリ。10パ集まると、選手ガチャを引くことができ、それぞれのチームが作れるというもの。街中を意識しながら歩いてみると「パ」という文字が意外に多かったこと、「パ」という響きはかわいいという理由からこの企画は生み出された。

4・チーム名:にゃん海ホークス 企画タイトル:パ・リこれスターズ

 歩けば歩くほど、球団マスコットの様々なコスチュームが手に入り、お好みの着せ替えができるというアプリ。野球には興味がなくても、マスコットに興味を持つファンがいるという点に着目した。

5・チーム名:スイング 企画タイトル:ポスト・イチロー

 室内でも振ることができるコンパクトなバットでスイングスピード&飛距離を出し、ランキングで競わせるというもの。ボール遊びができない公園が増えたこと、野球がどんどんプレーしにくくなっている現状を考慮し、「室内でも野球ができる」というアイデアを形にした。

6・チーム名:ペアチア 企画タイトル:ペアチア

「どんなことをすれば子供に喜んでもらえるか」という調査をネット上で行い、導き出された答えは「親が一緒に遊ぶことで子供は喜んでくれる」というもの。そのデータを用い、野球の応援歌などを親子で一緒にcheer(応援)しようというアイデアを考案。パソコンなどのデータ通信が行える端末さえあればどこでも一緒に楽しめるという点が強みだ。

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