オランダ大量10得点でイスラエルをリード バレンティン適時打2本3打点

ヤンキース田中同僚のグリコリアスは4回に右翼へ特大3点弾

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド・プールEでは、13日にイスラエルとオランダが対戦。オランダが4回までに5番・グリゴリアスの特大3ランなどで大量10点を叩き出した。

 オランダ打線が爆発だ。初回こそ打者3人で終わったが、2回に2四死球などで2死一、二塁とすると、8番・デカスターがセンターへ2点適時打を放って先制。3回には1死二、三塁から4番・バレンティンがセンターへ2点適時打を弾き返すと、続くグリゴリアスが左翼へ二塁打を放って1点を追加。さらに、2死三塁からザラーガの右中間二塁打で1点を挙げ、この回に4点を追加した。

 4回になっても攻撃の手を緩めない。オランダ3番手ブラワを相手に、1死から1番・シモンズが右翼へ二塁打を放つと、2死一、二塁から再びバレンティンが右翼へ適時打を運んで1点追加。なおも2死一、三塁でグリゴリアスが右翼へ特大3点弾を叩き込み、10得点とした。

 オランダ先発はメジャー通算53勝の右腕ジャージェンス。3回までイスラエル打線に三塁を踏ませない快投を披露。4回に1死からフレイマンに右翼へソロ弾を許したが、緩急を使った巧みな投球で最少失点に抑えた。

 1次ラウンドではイスラエルが4-2でオランダに勝利したが、“再戦”ではオランダが意地を見せている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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