奪三振率12.86! 広島ドラ1加藤、5回1失点4Kでローテ入りアピール成功

“外れ外れ1位”も登板ごとに評価上昇、実戦14回で20K

 広島のドラフト1位ルーキー・加藤拓也投手が14日、楽天とのオープン戦(明石)に先発。5回3安打1失点と好投し、開幕ローテ入りへアピールに成功した。

 初回、2回と3者凡退と抜群の立ち上がり。4回は無死一、二塁のピンチで4番のウィーラーを得意のフォークで空振り三振。銀次には適時打を打たれ、実戦で初失点を喫したが、続く岡島、三好を打ち取り最少失点でしのいだ。

 5回も3人でピシャリ。5回で98球と球数は多かったが、4奪三振と持ち味を発揮した。

 慶大卒のルーキー。ドラフトは田中正義(ソフトバンク)、佐々木千隼(ロッテ)と2度抽選を外した末の1位指名だったが、ここまで実戦に投げるごとに評価を上げている。

 実戦登板はこの日が4戦目。ここまでの登板を振り返ると

○2月24日・ロッテ戦 2回2安打無失点5奪三振
○2月28日・サムスン(韓国)戦 3回1安打無失点2奪三振
○3月7日・オール広島(社会人)戦 4回3安打無失点9奪三振

 フォークには絶対の自信をもっているようで、特筆すべきは奪三振率。この日を含め計14回で20奪三振。奪三振率12.86と高い数字を残している。広島の先発陣は激しい開幕ローテ争いを繰り広げているが、加藤の存在感が増してきた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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