広島逆転負け エルドレッド、17打席連続快音なし OP戦打率.056の大不振

最多勝野村5回0封順調も…エルドレッド2の0、甘い球の打ち損じ目立つ

 広島が15日、静岡で行われた楽天とのオープン戦に1-4で逆転負けした。

 先発の野村祐輔は5回を4安打無失点。3回に3連打で無死満塁のピンチを背負ったが、2番・藤田をスライダーで一ゴロ。3番・今江も外のスライダーを引っかけさせて投ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。

 15個のアウトのうち、9つを内野ゴロで奪った。一方で三振は0と、打たせて取る持ち味を存分に発揮。4回2失点だった前回登板よりも内容は良く、昨季の最多勝右腕が順調に仕上がってきた。

 6回はブレイシア、7回はジャクソンがそれぞれ3者凡退でつないだが、誤算は8回の今村。2つの四球で1死一、二塁のピンチを招くと、藤田に同点タイムリー。今江への四球で満塁とされ中川に右翼へ走者一掃の3点二塁打を打たれた。

 打線も9安打を放ちながら1得点に終わった。

 心配なのはエルドレッド。「6番・指名打者」で先発出場したが、2回の1死三塁で迎えた第1打席は二ゴロ。4回の第2打席は四球。7回の第3打席も三ゴロに終わった。オープン戦は目下、17打席連続無安打、18打数1安打で打率はわずか.056。甘い球を打ち損じるケースが目立っている。

 外国人枠を争う新助っ人のペーニャが打率.368と結果を残しているだけに、エルドレッドはここから巻き返したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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