侍・青木、激励訪問の前田健を準決で“補強”!? 「投げるって聞いたけど」

ドジャース練習は午後開始も、OB前田が侍戦士に会うため“早出”

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で決勝ラウンドまで勝ち進んだ野球日本代表「侍ジャパン」は17日(日本時間18日)、アリゾナ州グレンデールにあるドジャースのキャンプ施設で公式練習を行った。ここに姿を現したのが、侍OBのドジャース前田健太だった。

 この日、ドジャースはナイターのため、練習は午後開始だったが「せっかくみんなに会える機会だったので」と、前田は午前10時前には球場入り。侍ジャパンがグラウンドでウォーミングアップを始めると、小久保裕紀監督の下に走って挨拶に現れた。

「全試合結果は気にしてるし、リアルタイムで見れるのは少なかったけど、結果や細かい情報は全試合チェックした」という右腕は、しばらく指揮官と言葉を交わしていたが、ウォーミングアップを終えた選手が駆け寄ると大きく破顔した。

 侍ジャパンで唯一のメジャーリーガーでもある青木は、前田に近づくと一瞬真剣な表情を浮かべ「準決勝投げるんでしょ? 投げるって聞いたけど」と言うと、満面の笑みを浮かべた。走り去る青木の背中に「いや、ないです」と答えた前田は、練習後の取材でも「いやいや、登録されてないから、投げれないです」と再度否定。だが、心は侍ジャパンと共にある。

「もちろん世界一になることを信じている。直接的には力にはなれなかったけど、なんとか世界一になる瞬間を楽しみに応援したいです」

 日の丸を背負い、国を代表して戦う重みを知る“先輩”の激励は、侍戦士にとって大きな後押しになったに違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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