OP戦最下位の巨人・高橋監督、若手出現を切望「誰でもいいので。出てきて」

「おとなしいどころではない。不安なオープン戦」…ファンミーティングで心境吐露

 巨人の高橋由伸監督が27日、「セ・リーグ ファンミーティング 2017」に出席。12球団最下位に終わったオープン戦を総括し、「おとなしいどころではない。不安なオープン戦」と不安な心境を吐露した。

 第4回WBCでチームから菅野智之、小林誠司、坂本勇人の3選手が抜け、FA移籍組の陽岱鋼(日本ハム)、山口俊(DeNA)はいずれも故障で出遅れた。期待の大砲・岡本和真ら若手にも目立った活躍はなく、チーム打率.196。12球団で唯一の打率1割台。阿部慎之助、村田修一らベテランを押しのける存在も現れなかった。「誰でもいいので。(若い選手が)出てきて欲しい」と切実に願った。

 ファンが選んだ開幕スタメンは1番・陽岱鋼、2番・立岡、3番・坂本、4番・阿部、5番・村田、6番・長野、7番・岡本、8番・小林となった。「キャンプ当初はそうなってくれればと思っていたが、陽岱鋼は間に合わない。(1番で起用した)中井は調子が良くて、いい形で打っていた。期待したい」と中井大介に陽岱鋼の穴埋めを期待。7番と予想された岡本については「僕自身も期待している。なんとか出てきて欲しい。オープン戦終盤は結果が出ていた。(岡本は序盤不振で)どちらの岡本を信用しようかと」と悩みを打ち明けた。

 4番・阿部は今季中の2000本安打達成が期待されている。高橋監督は「彼の力、実績を考えると、一番ふさわしい」と絶大な信頼を口に。トークイベントの最後は「当然リーグ優勝を成し遂げるために、日々進化していきたい」と締めくくった。

 就任2年目。昨オフは大補強を敢行したが、高橋監督は新戦力の台頭を期待した。若手の成長がリーグV奪回の何よりの原動力となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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