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名手の証言も紹介―グラブ型付け職人の技術と哲学を描いた番組を「Red Bull」が制作

侍ジャパンの躍進を支えた松田宣浩内野手(ソフトバンク)、秋山翔吾外野手(西武)、田中広輔内野手(広島)には共通点がある。グラブ作りの名工、久保田スラッガーの江頭重利氏が裏方としてパフォーマンスを支えていた。

名手の好守備を支える江頭重利氏の「究極のグラブ」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はアメリカの悲願の初優勝で幕を閉じた。野球日本代表「侍ジャパン」は準決勝アメリカ戦で死闘の末に1-2で惜敗。4強で姿を消すことになったが、1次、2次ラウンドでは6戦全勝という強さで、「野球強国」の健在ぶりを世界に見せつけた。

 侍ジャパンの躍進を支えた松田宣浩内野手(ソフトバンク)、秋山翔吾外野手(西武)、田中広輔内野手(広島)は商売道具であるグラブに対して深いこだわりと愛情を持っている。

 秋山は「理想のグラブとは、自分の技術をのばしてくれるもの」と語り、田中は「手で取っているような感覚を得られるグラブ」と証言。松田も「大きくて、どんな打球でもグラブに入ってくれるのが究極のグラブ」と話している。

 フィールド上で輝きを放つ華麗な守備を、長年裏方として支えてきたのが、グラブ型付け職人、久保田スラッガーの江頭重利氏だ。新品のグラブの革の硬さを、お湯に浸し、木槌で叩いて柔らかくした後、選手それぞれの手に合わせて揉み込むという「湯もみ型付け」という技法を生み出した江頭氏は平成24年度、第46回厚生労働省「現代の名工」を受賞している。

 伝説的な名工である江頭氏のグラブ作りの真髄に迫ったドキュメンタリー番組「The Shokunin」(Red Bull Media House / FUEL MEDIA制作)は3月31日に「J SPORTS」のプロ野球開幕直前番組として放送され、早くも反響を呼んでいる。

 侍ジャパンの躍進を支えた名手たち、そして、鳥谷敬内野手(阪神)、松井稼頭央外野手(楽天)による、商売道具のグラブに対する深い敬意を表す証言を番組では紹介。江頭氏の至高の技術と哲学を描いたドキュメンタリー番組は「Red Bull」の公式ウェブサイトで4月2日(日)23時59分まで限定公開されることが決まった。

 日本球界の進化を陰ながら支えてきた江頭氏の究極の技術と、選手たちのグラブへのこだわりに24分間、スポットライトを当てた渾身の特集は野球ファンにとっては必見だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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