ソフトB大隣が2軍戦で好投&状態上向き「球威、キレが自分のバロメーター」

大隣が2軍戦で7回1失点

 ソフトバンクの大隣憲司投手が、4日のウエスタンリーグ・オリックス戦で好投した。7回を投げ、7安打を許したが、要所を締めて1失点にまとめ、「前回同様、真っすぐの走りは良かったと思う。押すところは真っすぐで押すことが出来た」と、手応えを口にした。

 3回2死一塁から、岩崎、縞田、宗に3連打を浴びて、1点を失ったが、失点はこれだけ。課題とされている真っすぐも140キロ台前半をマークし「145キロを出したいとかは思っていないけど、スピードもある程度求める中、球威、キレが自分のバロメーターになる。球速が出ることに関してはいいこと」と語った。

 開幕ローテ争いをしながら、3月20日のDeNA戦で3本塁打を浴びて、競争から脱落。その後は、1軍の先発ローテ陣のバックアップとして、ファームで登板している。「軸足への乗り、踏み出した足への乗り方を気にしている。今はこの感じで、体重が乗って、腕を振って投げていけたら。継続してやっていきながら、結果、内容が伴ってくれたら」と、良化の兆しを感じている。

 この日は6年ぶりにチームに戻った川崎宗則の復帰戦。久しぶりにバックで守る川崎の存在感を感じ「テンションが高い感じで、声をかけてくれる。久しぶりに『こんな感じだったな』と思いながら投げていました。2軍では、若い子が遠慮している感じがある。グラウンドではみんな一緒。年齢は関係ない。見習っていくところ」。若い選手たちに、川崎の姿勢を見本とすることを求めていた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY