2暴投4失点と大荒れスタンリッジ 伊東監督「ビシッといってほしかった」
打線に窮地を救われ「チームに申し訳ない」
開幕5連敗をまぬがれたロッテだが、今季初先発のスタンリッジ投手の登板内容が、今後に不安を抱かせた。
5日の日本ハム戦。2回にルーキー石井一に先制タイムリーを簡単に許した。その裏、打線が久しぶりにつながり、井上、田村の連続タイムリーで逆転に成功。しかし、直後の3回に中島卓、大谷、中田の3連続長短打に自身の暴投が加わって2点を失った。4回も1死一、三塁で再び暴投し、4点目を許すなど大荒れだった。
この日ZOZOマリンの風速は時速9メートル。「風が強かったみたいだけど、逆転して次の回はビシッといってほしかった。取ったら取られる展開で…」と伊東監督。スタンリッジ本人は「見ての通り。自分が思い描いた投球が出来なかった。ゲームメークができず、チームに申し訳ない」とうなだれた。
今春は家族の事情で来日が遅れ、2月23日に石垣島の2軍キャンプに合流したが、調整不足が懸念される。指揮官は「次回、何とか期待したい」と話すが、期待を裏切り続けるとローテーションの座も危うくなる。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono