キューバ代表サントス獲得報道にロッテ林球団本部長「一切お答えしない」

具体的言及は避けるも補強に前向き「あと1人ぐらい獲ってもいい」

 ロッテの林球団本部長が9日、外国人選手の補強戦略に関して報道陣に説明した。

 パラデス、ダフィー両新外国人が苦戦する中、ロッテがWBCキューバ代表ロエル・サントス外野手の獲得に動いていると報じられていた。3月のWBCでは「1番・中堅」で先発出場していたサントスは、俊足を生かしたプレーで沸かせた韋駄天で、残念ながら2次ラウンドで敗退したが、打率.318を記録した。

 伊東監督は「WBCで面白い選手がいるなとは思っていたが、(獲得に関しては)全く知らない」と話し、林球団本部長も「補強選手に関しては、一切お答えしていない。(交渉を)やっていても、やっていますとはコメントしない」と口を閉ざした。

 しかし、具体的な言及は避けたものの「あと1人ぐらい獲ってもいいというのは、その通り。戦い方を見ながら補強ポイントを考えていきたい」と、補強の可能性があるポイントとして、先発、大砲、抑え、1番打者を挙げた。「状況によっては大砲クラスも考えるが(パラデス、ダフィーは)長い目で見たい。リードオフマンも可能性はゼロでない」(林本部長)とはぐらかせたが、シーズン中もロッテの補強戦略が注目される。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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