「9年の時を経て」メジャー初昇格 ヤンキースの日系4世・ヒガシオカとは?

正捕手サンチェスの負傷で昇格、指揮官も評価「最も成長したのは打撃」

 ヤンキースは正捕手、ゲーリー・サンチェスの負傷を受け、日系4世のカイル・ヒガシオカ捕手をメジャーに初昇格させた。ヒガシオカは9日(日本時間10日)のオリオールズ戦からチームに合流。この試合で出番はなかったものの、今後はオースティン・ロマイン捕手と併用となる見込みだ。2008年のドラフト7巡目(全体230位)でヤンキースに入団し、ようやくメジャー切符をつかみ取った26歳について、MLB公式サイトは「9年の時を経て、ヒガシオカが初の昇格」とのタイトルで特集記事を組んだ。

 サンチェスは、田中将大が先発した8日(同9日)オリオールズ戦の5回、ファウルを打った際に右上腕二頭筋を負傷して途中退場。故障者リスト入りとなった。強打を誇り、女房役として田中との相性も抜群の若きスーパースター候補の離脱は、開幕直後から黒星先行となっている名門球団にとって大きな痛手だ。それだけに、ヒガシオカにかかる期待は大きい。

 記事では、マイナーで9シーズンを過ごしてきたヒガシオカの元に、8日にメジャー昇格を告げる電話がかかってきたことを紹介。「ヒガシオカは急いで荷物をまとめると、妻とともに車に乗り、6時間半のドライブをし、カムデン・ヤードと彼の夢舞台へ向かった」。ヤンキースが試合を行っていたオリオールズの本拠地「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤード」に合流した様子をこのように綴っている。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY