上原浩治、開幕から無失点継続 新天地カブスでの起用法には「難しい…」

慣れない新天地での適応に意欲、変化球の制球も課題「修正しておかないと」

 今季、昨季ワールドシリーズ王者のカブスに移籍した上原浩治投手が自身のブログで慣れない新天地での起用法への適応に意欲を示している。

 42歳右腕は10日(日本時間11日)、本拠地開幕戦のドジャース戦に5番手で登板。1点リードの8回1死一、二塁の窮地でマウンドに上がり、味方の失策で同点に追いつかれたものの、続くプイグを空振り三振に抑えてその後のサヨナラ勝利に貢献した。

 味方の失策で同点とされる不運はあったものの、2/3回を無安打無失点。開幕から4試合連続零封無失点を続けている。

 上原は「ドジャース戦」と題したブログの中で「難しい…」と綴り、「どこで投げるのか。まだ信用されてないのか…準備はしてるからいいんだけど、気持ちがね。切ることができないもんね」と起用法について率直な心境を綴っている。

 一方で、「ブルペン陣は、勝ちゲーム、負けゲームとか関係ないぐらいのメンバーだし。全員がクローザーできるし、とにかくいいメンバーだと思うよ。このメンバーに勝たないとな」とチームの戦力に手応えを示し、新天地での勝利に意欲を見せている。

 カブスの本拠地リグレー・フィールドでの登板は自身初で、上々のデビューを飾った右腕。投球については「スプリット、カット系を一球ずつ。ともにボール…。変化球のコントロールが良くない。開幕してからずっとね。なんとかファストボールの勢いで抑えてるけど、これから苦しいピッチングになっていくと思うから、いまにうちに修正しておかないとね」と課題を示し、「寒いから球との相性がよくないのかなぁ。どうにかしないと…」と綴っている。

 レッドソックスでは安定した投球で2013年のワールドシリーズ制覇にも貢献した右腕。カブスでも世界一連覇に導く活躍が期待される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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