偶然か、今季も続くのか― 今季初黒星のDeNA山崎康に不安なデータ
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阪神戦で今季初黒星を喫した守護神
DeNAの山崎康晃投手が13日、阪神戦(横浜)で今季初黒星を喫した。
同点の9回に登板すると代打・糸原、梅野に連続安打を浴び、代打・荒木の犠打で二、三塁とすると、高山に右前へ勝ち越しタイムリーを許した。さらには戸柱の捕逸や上本にも適時二塁打を許すなど2/3回、5安打の3失点で須田と交代した。
山崎康は今季5試合目での初失点。9日の中日戦(ナゴヤ)では、1回を3者連続三振で2セーブ目を挙げるなど、オープン戦からずっと好投を続けてきた。それだけに「たった1度の失敗」として、切り替えたいところではあるが、不安要素のある敗戦でもあった。
山崎康は昨季、ハマスタで35試合に登板し16セーブを挙げているが、防御率5.50と他球場に比べて数字が悪い。さらに対戦相手の阪神も対戦防御率9.00と、セの他の4球団と比較すると圧倒的に悪いのだ。
この日を含めた今季5試合のうち、安打を打たれているのは横浜での2試合。そして、今季初の阪神戦登板で喫した黒星。偶然なのか、嫌なデータとなるのか――。山崎康としては今後の投球で振り払っていくしかない。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
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