ソフトB、4連敗でまた負け越し 攝津に工藤監督「悪くないと思ったけど…」

4カード連続負け越しも、最終回に猛攻「明日につながると思う」

 15日、ソフトバンクはオリックスに6-7で敗れて4連敗。デスパイネの一発で逆転するものの、直後の4回から5イニング連続で失点を重ねる展開。9回裏に2点を入れて一打サヨナラの場面を作ったがあと一本が出なかった。

 この日も先発の攝津正が1回表にあっさりと先制を許した。「悪くはないと思ったけど、変化球で自分のカウントを作れなかったね」と工藤監督。同点の5回から石川柊太を投入するも、力を出し切れずに2回3失点でプロ初黒星を喫した。

「石川くんの球威で1イニングか2イニングと考えた。腕が振れればオリックス打線でも(抑えられる)と思ったが…。まあ、これもいい経験になっただろう。これからも自分の球を信じて投げてくれたらいい」

 前日、金子千尋の前に2安打に抑えられた打線は、オリックスを上回る15安打を記録した。

「昨日の反省からすれば(打線は)何とかしようという気持ちが出ていたので、明日につながると思う。8回、9回はいい形を作れたし、そういうものを前半、中盤にも作れたら良くなると思う」

 これで4カード連続の負け越しとなったが、打線の調子は確かに上向きだ。デスパイネに待望の移籍1号が飛び出し、不調に苦しんでいた中村晃と松田宣浩がともに猛打賞を記録したことは、チームにとって明るい材料。16日、負けなしの鹿児島で何とか連敗を止めたい。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY