マーリンズ買収に近づくジーター氏、イチローらが人間性称賛“奇跡的な存在”

イチロー「彼はスーパースターたちをも凌ぐスーパースター」

 また記事ではイチローのコメントも紹介。ベテラン外野手は「彼はスーパースターたちをも凌ぐスーパースターなんです」、「でも、彼は理解があり、上品な人です。常識も持ち合わせています。このような人が球界にいるなんて、奇跡的だと思います」とその人間性を高く評価している。

 同じくジーター氏とともにプレーした経験があるプラドも「彼は球界において象徴的存在」と語り、「彼は僕たちの模範なんだ。彼とプレーができたのは、名誉なことだった」、「ジーターはどんな人だったか? 僕の答えは、彼は常に最高のチームメートでした」と話したという。

 また、米紙「ニューヨーク・タイムズ」電子版は「デレク・ジーターとジェブ・ブッシュはマーリンズ買収に、さらに近づいたと考えられる」とレポートし、ヤンキースの選手たちの反応を掲載。ガードナーは記事の中で「そうなるだろうとは思っていた」と語っており、「球団は毎年売りに出されるわけではない。もし何か関わりたいことがあるならば、ヤンキースが売却されるの待って、無為に時間を過ごすわけにはいかないんだ」と肯定的なコメントを残している。

 一方で同紙は「ジーターはヤンキースでキャリアのすべてを過ごした。ワールドシリーズでは5回の優勝を果たしており、2度敗退している。そのうち1回はマーリンズに負けている。彼はヤンキース選手として崇拝されている。他球団で彼が働くのを見ることは衝撃的だ」と伝え、ヤンキースの“キャプテン”が他球団の経営に関わる可能性を驚きをもって伝えている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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