ロッテ唐川、7回2失点で2戦連続HQS達成も4敗目「1点で抑えていれば…」
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29日に1軍通算8年で国内FA取得も「何も考えていない」
ロッテ唐川は30日に敵地での西武戦に先発。7回を110球2失点と試合を作りながら、味方の援護に恵まれず、今季4敗目を喫した。
29日に出場選手登録日数が通算8年になり、国内FA権を取得。「何も考えてない。次の試合のことだけ」と、この日の西武戦に全力で向かった。
初回2死から浅村に三遊間を破られたが、中村をカーブでタイミングを外し、落ち着いて左飛に打ち取り、順調に立ち上がった。2回も先頭メヒアに左前打を許すも、渡辺直を再びカーブで遊ゴロ併殺とし、ピンチの芽を摘み取った。
もったいなかったのは3回だ。簡単に2死を取りながら秋山に中越え5号の先制アーチを浴び、源田、浅村、中村に3連打され、2点目を失った。唐川は「ホームランはスプリット。あの1点はしょうがない。その後の連打での2点目。1点で抑えていれば勝てていた。反省するところは反省して、次に生かすしかない。その繰り返しです」と前を向いた。
初勝利の23日オリックス戦に続き、2試合連続HQS達成
10安打と2桁安打はされたが「よく粘った。ホームランは余計だったが、気を抜いたわけではない。真っすぐがよかった。2点はピッチャーの責任ではない。バッターが盛り上げていかないと」と、伊東監督は力投を称えた。
7回を投げて自責点2以内は、大リーグでいうハイクオリティースタート(HQS)だ。今季初勝利の23日オリックス戦に続いて、2試合連続HQS達成で、ローテーション通りなら、次回先発はゴールデンウィーク最後、5月5日から始まるソフトバンク3連戦。ここでうっ憤を晴らすしかない。
【了】
細野能功●文 text by Yoshinori Hosono
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