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楽天則本、圧巻の100球12K完封劇 試合前に松井裕が予言「今日はヤバイ」

わずか100球での完封を実現させた球種とは…

 わずか100球で試合を作った。「フォークはどうしてもボールゾーンで勝負することになり、ボール球が増えてしまう」とスプリットを有効活用。この日は6回に16球を投じたのが1イニングの最多。それ以外は1イニング15球以内でまとめた。試合前、「1イニング15球が目安」と話していた梨田監督は「見ていて気持ちがいい。あらためて、則本というピッチャーの素晴らがしさを感じた」と理想の投球に賛辞を送った。

 前回登板の悔しさもバネにした。3日のオリックス戦は8回まで無失点投球。9回もマウンドに立ったが、T-岡田に2ランを浴びて松井裕にマウンドを託した。「(完封が)目の前まで来て、完投もできず、悔しかった」。それでも、「内容は悲観することじゃなかった」と、早いカウントで勝負することは継続した。

 初回にアマダーが満塁弾を放ち、「初回から飛ばしていったらアマダーが打ってくれた。楽にピッチングすることができた」と感謝した則本。「(球数が)最少での完投だと思う。三振や勝利より球数が少ないということが一番よかった」と納得の表情を見せた。まだまだ凄みを増す26歳。その進化は止まらない。

【了】

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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