ロッテドラ1佐々木の今後が微妙に…英二投手コーチは言葉濁す

西武戦で6回4失点、「四球の数を減らさないと」

 開幕からローテを守り続けてきたルーキー佐々木千隼投手の今後が微妙になった。

 18日の西武戦に今季5度目の先発をしたが、6回で今季自己最多投球タイの116球を投じ、4安打4失点。4敗目を喫した。

 初回から先頭の秋山を歩かせると、2回も先頭の中村を歩かせ、暴投とメヒアの中前打で先制を許した。3回1死からは再び秋山を歩かせ、源田、浅村の連打で2失点。5回は1死から源田を歩かせ、2死から中村に右越え二塁打で4点目を失った。

 先発したこの5試合で22四死球と制球力アップが最大の課題。「フォアボールのランナーを還された。感覚は悪くなかったが、勝負できていない」と佐々木。3回からセットにして「(軸足の)左足の使い方をクイックにして、しっくりいった」と試合途中で制球力を取り戻す修正もしているが、チーム打率1割台の打線では序盤の4失点は痛すぎた。

 首脳陣とは次回登板へ向けての調整法も話し合っているが、英二投手コーチは「(佐々木の)ローテに関してはこれから」と言葉を濁した。佐々木自身も「取り組んできたことは間違いない。四球の数を減らさないと。強気に勝負できるよう、もっと自信をもって投げるようにしたい」と話した。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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