西武連勝6でストップ…菊池8回2失点力投も鬼門ホークス戦14戦未勝利&10敗目

ソフトBは3連勝&貯金最多「11」、上林が決勝打

 西武の連勝が6で止まった。19日のソフトバンク戦(メットライフ)。2010年のプロ入り後、ソフトバンクからの白星がないエースの菊池雄星が先発したが、1-2で競り負けた。左腕はまたしてもソフトバンク戦初勝利を逃し、今季2敗目を喫した。

 2回に2死から松田に7号ソロを浴びて先制点を許した菊池。その後はソフトバンク打線を無失点に封じていたが、同点で迎えた7回の1球が痛恨だった。先頭のデスパイネに左中間を破る二塁打を許し、中村晃の一ゴロの間に走者は三進。松田を、2ストライクから空振りで三球三振に切ったが、続く上林の2球目が失投だった。

 初球は外角への真っすぐでボール。1ボールから投じたボールが甘く入った。捕手の炭谷の構えは初球と同じ外角のボール球だったが、真ん中付近に入り、捉えられた。打球は右翼線への適時二塁打。勝ち越し点を許してしまった。

 打線はソフトバンク先発のバンデンハークの前に、2回に2死三塁から外崎の三塁適時内野安打で奪った1点のみ。3回無死一、二塁、5回1死二塁、7回2死一、二塁と度々チャンスを作ったが、あと1本が出なかった。

 菊池は8回2失点の好投も黒星。ソフトバンク戦先発登板はプロ通算14試合目(救援を含めれば15試合目)だったが、またも敗戦を喫し、通算0勝10敗。苦手意識は、またしても払拭できなかった。

 ソフトバンクは3連勝。同点で迎えた7回2死三塁で、売り出し中の上林が値千金の適時二塁打を放って勝ち越しに成功した。先発のバンデンハークは7回6安打1失点の好投。8回を岩崎、9回をサファテと勝利の方程式でつなぎ、リードを守り切った。貯金を今季最多の「11」に伸ばした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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