田中将大、自己新13K快投も4敗目 NYメディア同情「不運な敗者」「台無し」

8回途中1失点で復調アピール、地元紙は称賛「支配的投球」「スプリット、スライダーは問題ない」

 ヤンキースの田中将大投手が26日(日本時間27日)、本拠地でのアスレチックス戦にし、7回1/3を5安打1失点無四球、メジャー自己最多を更新する13奪三振と快投したが、打線の援護がなく4敗目(5勝)を喫した。3連敗は自身メジャー初となったものの、炎上が続いた過去2試合からの復調をアピール。ニューヨークメディアも快投劇を速報で伝え、称賛している。

 田中は4回までに9三振を奪う圧巻の投球。5回は守備のミスでピンチを背負うも落ち着いて後続を断つと、6回も2三振、7回は1三振でキャリアハイを更新する12奪三振に。96球で8回も続投すると、先頭カナに粘られながら10球目のスライダーで空振り三振に仕留め、13Kとした。

 しかし、続くロサレスにレフト前ヒットを許して降板。ダグアウトに戻る際には、ヤンキースタジアムのファンからスタンディングオベーションを浴びた。その後、2番手クリッパードは牽制悪送球で走者を三塁に進めるも、デービスは三ゴロ。ロサレスは本塁でアウトになったが、ジョイスは四球で歩かせるとラウリーにタイムリーを浴び、田中に失点1、自責点1がついた。その後、クリッパードは2点目も失うと、ヤンキースは9回にも2点を失い、1-4で敗戦。田中は援護に恵まれず、最後は不運な形で失点を喫して自身メジャー初の3連敗となった。

 それでも、最近2試合は計4回2/3で7被弾含む16安打14失点を喫していた田中の快投に、厳しい声を挙げていたニューヨークメディアも称賛。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「マサヒロ・タナカがついに支配的投球も、ヤンキースは敗戦」との見出しで、この試合について伝えた。

 さらに、地元紙「ニューズデイ」は「ヤンキースがアスレチックスに敗れた試合で、マサヒロ・タナカは不運な敗者に」と速報。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」も「冷めきったヤンキースの打線、不安定なブルペンがマサヒロ・タナカの快投を台無しに」とした。また、地元紙「ニューヨーク・タイムズ」は「ヤンキースのタナカはスプリットとスライダーが問題ないと証明」と、不調の原因とされていた変化球の“復調”を伝えた。

 苦しんでいた田中だが、過去3試合で3勝0敗、防御率1.31と抜群の相性を誇るアスレチックスとの対戦、そして、試合前まで今季5試合で防御率2.45と相性のよかった女房役ロマインとのコンビで好投。この日は111球を投げてストライクは76球。防御率は5.86。これを完全復活へのきっかけとしたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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