13年目の交流戦はパ首位の楽天が快勝発進 投打通算成績上位を振り返る

山田は長打率&出塁率でトップ

▽長打率
1位 山田哲人選手(東京ヤクルト) .591
2位 ローズ選手(元オリックス) .566
3位 カブレラ選手(元西武) .556
4位 中村剛也選手(埼玉西武) .555
5位 セギノール選手(元北海道日本ハム) .554
6位 李承燁選手(元巨人) .547
7位 松中信彦選手(元福岡ソフトバンク) .538
8位 ズレータ選手(元福岡ソフトバンク) .533
9位 T-岡田選手(オリックス) .529
10位 高橋由伸選手(元巨人) .521
※350打席以上

▽出塁率
1位 山田哲人選手(東京ヤクルト) .426
2位 松中信彦選手(元福岡ソフトバンク) .423
3位 青木宣親選手(元東京ヤクルト) .416
4位 角中勝也選手(千葉ロッテ) .4119
5位 糸井嘉男選手(阪神) .4118
6位 金本知憲選手(元阪神) .399
7位 井口資仁選手(千葉ロッテ) .390
8位 セギノール選手(元北海道日本ハム) .3885
9位 長谷川勇也選手(福岡ソフトバンク) .3879
10位 福留孝介選手(阪神) .3876
※350打席以上

 杉内は前年に続き今季もまだ1軍登板がなく、和田は左ヒジの手術を受けて復帰まで時間がかかる見込みであるため、涌井には勝利数で交流戦歴代最多に手が届く可能性がある。現在の起用法が続けば、宮西も山口鉄を抜いてホールドポイントでトップに立つことになりそうだ。

 鳥谷は8安打(※初戦では2安打)を放てば交流戦歴代最多に並び、あと14安打の今江も手が届く位置にいる。中村は本塁打を量産できれば、打点の記録更新も不可能ではない。長打率、出塁率でトップの山田は、打率部門での戴冠が叶えば“トリプル・クラウン”を手にすることになる。

 リーグ別の勝敗やチームの浮沈はもちろん最も気になるポイントであるが、それだけでなく個人の成績も抑えておけば交流戦の面白さは増し、さらに楽しむことができるだろう。
 
【了】

「パ・リーグ インサイト」藤原彬●文

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