“史上最速”170キロ超の投ライナーに美技 米実況驚嘆「なんてキャッチ!」

カージナルス右腕マルティネスが好守披露、「素晴らしい反射神経」

 カージナルスのカルロス・マルティネス投手が痛烈なピッチャー返しに美技を見せて話題となっている。5月31日(日本時間6月1日)のドジャース戦で170キロ超えの打球を好捕。同日は8回1失点の好投でチームを2-1の勝利に導き、4勝目をマークした。

 25歳の右腕が美技を披露したのは2回。先頭のアトリーを右飛に打ち取った直後、ベリンジャーの痛烈な打球が襲った。その打球のコース上にちょうど左手のグラブがあり、見事にボールをキャッチ。直後、マルティネスはよろけるように後ずさりした。

 試合を中継した地元テレビ局の実況は「ワオ! マルティネス、なんてキャッチでしょう!」と驚嘆。解説者は「弾丸ライナーでした。マルティネスは捕ったのではありません。ただグローブがちょうどいい位置にきたんです」と語った。

 また、MLBの解析システム「スタットキャスト」は公式ツイッターで「素晴らしい反射神経だ」と称賛。打球の初速が107.5マイル(約173キロ)に達したこともレポートし、同システム導入後、投手がキャッチしたライナーで最速だったと紹介した。

 MLB公式サイトでもこの好プレーをレポート。記事の中で本人は「あれは実のところ、僕がずっと取り組んでいたことだよ」と振り返り、「投球してすぐに、左右に動くことがある。僕は今ホームベースの真正面に立つようにしているんだ。だからどんなプレーでも準備はできいるよ」と語っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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