ソフトBの強さ支える選手層―石川2戦2勝、工藤監督が称えた「投球の幅」

ヤクルト相手に12奪三振の快投、「一発では仕留められない力、球威がある」

 ヤクルト打線も面食らったのではないだろうか。ソフトバンクの石川柊太投手が、7日のヤクルト戦(ヤフオクD)で6回を投げ、わずか2安打1失点。18個のアウトのうち、12個を三振で奪う快投だった。

 昨季途中まで育成選手だった石川。初の開幕1軍は中継ぎで迎えたが、和田、武田が故障、摂津や大隣、寺原の不振と台所事情が苦しい中で、先発に配置転換され、2戦2勝となった。

 なぜ、抑えられるのか。工藤公康監督は「なかなか一発では仕留められない力、球威がある。大きなスライダーがあって、どうしてもそれをイメージすると、高めのストレートに手が出る」と右腕の良さを説明する。真っすぐは150キロを超え、スライダーというよりも、大きく曲がって落ちるスラーブは強烈。これに小さく曲がるカットボール気味のスライダー、そしてフォークもあり「投球にも幅が出る」と指揮官は言う。

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