日本人選手に通訳は必要か 田中将大への“苦言”が波紋、経験者の考えは?

物議を醸した「言葉覚えろ」発言、MLB通訳経験者はどう感じたか

 ヤンキース・田中将大投手の通訳がマウンドに上がることに米解説者が疑念を呈したことが、波紋を広げている。レッドソックスOBがテレビ中継で「野球言語を覚えろ!」などと発言したことに批判が集まり、謝罪する事態に。その後も米メディアでこの話題が大きく取り上げられているが、実際にメジャーの現場で仕事をしていた通訳はどう考えているのか。

 6日(日本時間7日)のヤンキース-レッドソックスの一戦。ヤンキース先発の田中が4回に2者連続弾を浴びた場面で、ロスチャイルド投手コーチが通訳を伴ってマウンドに向かった。メジャーリーグだけでなく、プロ野球でも見慣れた光景。だが、ボストンで試合を中継していた米テレビ局「NESN」の解説者で、レッドソックスの球団殿堂入りを果たしている元内野手のジェリー・レミー氏が噛み付いた。

 同氏は「私はこれ(通訳のマウンド帯同)を禁止すべきだと思います。野球言語を覚えろ! すごくシンプルな話だ。長い時間経っているのだから、投手コーチと投手の会話はすごく簡単に理解できるだろう」などと発言。これが批判を浴び、翌日に本人が謝罪。レッドソックスや「NESN」も否定的な声明を出す事態となった。

 外国人選手は通訳を使うべきではないのか。それとも、このレミー氏の発言はやはりナンセンスなのか。

 かつてレッドソックス、ツインズ、カブスで日本人選手の通訳を務め、現場の事情をよく知る新川諒氏は「理想としては、(マウンド上では)通訳はいないほうがいいと思っています。人と人とのコミュニケーションなので、人を介さないのが一番いい。それは通訳で飯を食っていた我々にとってもそう。いないほうが理想です」と言う。

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