田中将大は7回途中3失点の好投、降板後に白星消滅も…ジャッジ決勝弾でヤ軍勝利

ランナー残して降板後に救援投手が失点、田中は5回には執念のダイブも

 ヤンキース田中将大投手は12日(日本時間13日)、敵地でのエンゼルス戦に先発し、3試合ぶりのクオリティースタート(6回以上を投げて自責3以下)を達成したが、勝敗はつかなかった。6回2/3を4安打3失点(自責1)8奪三振2四球と好投も、ランナーを残して降板後、救援投手が打たれて白星はならず。6試合ぶりの6勝目はつめなかった。それでも、ヤンキースは8回にジャッジの22号2ランで勝ち越し、5-3で勝利した。

 田中は初回1死からカルフーンにツーシームをセンターに運ばれ、ソロ本塁打を浴びる。いきなり先制点を許したが、その後は好投。2回は1死二塁のピンチで、マルドナードはスライダー、エスピノーザはスプリットで空振り三振。ヤンキースが3回にグレゴリウスのタイムリーで同点とすると、6回先頭のメイビンを中飛に仕留めるまで13打者連続アウトとした。5回2死ではエスピノーザのマウンド横への弱いゴロに決死のダイブ。ボールをもぎ取って一塁に送る執念のプレーで3イニング連続の3者凡退とした。

 ヤンキースは5回にグレゴリウスのタイムリーで勝ち越し。田中は6回1死あらカルフーンに四球を与え、久々の走者を出したが、プホルスは右飛に打ち取る。エスコバーに右中間への二塁打を浴びるも、2死ニ、三塁でバルブエナを一ゴロ。リードを守った。

 ヤンキースは7回、ヘドリーのタイムリーで2点差とする。田中はその裏、1死から三塁ヘドリーの失策で走者を出すと、マルドナードは三振もヤングJrに二盗を許す。エスピノーザにはスプリットをライトに運ばれてタイムリーに。1点差に迫られ、ここで降板となった。

 その後、2番手クリッパードが後続に打たれて同点となり、田中の6勝目も消滅。しかし、ヤンキースは8回に大ブレーク中のジャッジのメジャートップ22号2ランで勝ち越し。そのまま5-3で勝利し、白星はクリッパードについた。

 田中は89球を投げてストライクは62球。防御率は6.07。自己ワースト5連敗中の自身に白星はつかなかったのものの、ヤンキースの勝利に貢献した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY