ソフトBのキューバ人「二刀流」コラス、投手でベール脱ぐ 18歳の実力は…

投手“デビュー”で無限のスケール、最速145キロ計時で入来コーチ「パワーがある」

 ソフトバンクのキューバ人「二刀流」のオスカー・コラス内野手兼投手が14日、3軍が行った楽天との交流戦(タマスタ筑後)で、投手のベールを脱いだ。4回にマウンドに上がり、1イニングを無失点。ストレートの最速は145キロをマークした。

「今日は初めてだったので、ストライクを投げることを意識していた。スピードのことは考えていなかった」。来日初となるマウンドを振り返った左腕。先頭打者を144キロで捕邪飛に取ると、次打者には四球。走者を背負い、セットポジションになっても乱れることはない。2死から最後の打者を空振り三振に取ったストレートが、この日最速の145キロを計時した。

 1イニングを無安打無失点に抑え「自分のフォーム、自分のピッチングが出来た。今日は状態としては80%くらい。次は自信をもって、もっといいピッチングをするよ」と語った。

 無限のスケールがある。恵まれた体格から、体全体を大きく使う投球フォーム。そこから投じられるボールは、球速以上に、重さを感じさせる。入来祐作3軍投手コーチは「回転数が少ないわけじゃない。体が強いし、パワーがある。意外とコントロールも良かったし、ストレートも良かった」と評価した。

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