田中将大は3被弾で4回5失点、6勝目ならず 今季リーグワーストタイ21被弾に

乱調で5月8日以来の白星ならず、4回に3失点で勝ち越し許す

 ヤンキースの田中将大投手は17日(日本時間18日)、敵地でのアスレチックス戦に先発し、4回8安打5失点の乱調で6勝目はならなかった。今季2度目の2桁奪三振を記録も、4試合連続被弾となる3本塁打を浴びるなど大量失点。21被弾はリーグワーストタイとなった。5月8日(同9日)以来の勝利はならず。なかなか状態が上がってこない。

 田中は初回、ジョイスに直球を捉えられ、ライトに運ばれる。先頭打者弾を浴びて先制を許した。しかし、ロサレス、ラウリー、デービスはいずれもスプリットで空振り三振。被弾の後は完璧な投球を見せた。

 すると、ヤンキースはその裏にロマインのタイムリーで同点に追いつき、ガードナーの犠飛で勝ち越し。早々に逆転した。しかし、田中はその裏、先頭アロンソは三ゴロに打ち取るも、ヒーリーには1ボール2ストライクからスプリットを捉えられる。レフトへの一発で同点。試合を振り出しに戻された。

 続くチャプマンにはツーベースを許すも、ブラグマンはスプリットで空振り三振、フェグリーはスライダーで振り逃げ。ジョイスには四球を与えたものの、ロサレスはスライダーで空振り三振。勝ち越しは許さなかった。

 3回はラウリーを右飛、デービスを一ゴロ、アロンソは空振り三振と初の3者凡退。だが、4回は先頭のヒーリーにスライダーを再びレフトスタンドへ運ばれる。この試合3本目、シーズンではリーグワーストタイの21本目の被弾。あっさりと勝ち越しを許した。

 続くチャプマンはレフト前ヒット。ブラグマンはスプリット、フェグリーはスライダーで空振り三振に仕留めるも、ジョイスにライト前ヒットを許すと、ロサレスにもタイムリーを浴びて4失点目。ラウリーはセカンドへの適時内野安打となり、この試合5点目を失った。デービスはスライダーで空振り三振に仕留め、今季2度目の2桁奪三振としたが、この回3失点となった。

 田中は3点のリードを許したまま、ここで降板。この日は82球を投げてストライクは54球。防御率は再び6.34まで悪化した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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