エース批判のベテラン捕手が翌日即戦力外に…1試合で7盗塁の惨事が発端

カブス・モンテロ【写真:Getty Images】
カブス・モンテロ【写真:Getty Images】

カブス捕手モンテロが7盗塁で右腕アリエッタ批判「投手だって…」

 カブスのベテラン捕手モンテロが28日(日本時間29日)、戦力外通告された。前日のナショナルズ戦でエース右腕アリエッタとバッテリーを組み、7盗塁を許したモンテロは「よく見てくれ。投手だって、自分に投げる時間を与えてくれていない」と、メディアに対してエース批判。これを重く見た首脳陣が、思い切った決断に踏み切った。球団公式サイトが伝えている。

 記事によれば、メジャー12年目を迎えるベテラン捕手は、今季32度の盗塁機会に対し、1度しか阻止に成功していないという。27日(同28日)敵地でのナショナルズ戦でアリエッタとコンビを組み先発出場すると、ターナーに4盗塁、テイラーに2盗塁、ロンドンに1盗塁の合計7盗塁を決められた。試合後、7盗塁という惨劇について質問されたモンテロは「盗塁の責任は全部自分に来るから最悪だ」と愚痴をこぼし始めた。

「よく見てくれ。投手だって、自分に投げる時間を与えてくれていない。『ミギーは盗塁をさせないからね』って言われる。もちろん、それもあるけど、投手だって走者をベースに止めておけないだろ」

 メディアの前で公然とチームメイト批判をしたことを咎められ、翌日には戦力外通告という代償を支払うことになったモンテロだが、処分が下されるであろうことは予想していたようだ。同時に、アリエッタに電話を掛けて直接謝罪したそうで「申し訳ない。責めるつもりはなかったんだ。そう伝えたら『君は事実を言っただけ。自分も走者を塁に止めておくことができなかった』と同意してくれたよ」と話したという。

 昨年はチームを108年ぶり世界一に導く上でベテランとして大きな役割を果たしたモンテロだが、感情が赴くままに滑らした口が大きな災いを招くことになってしまったようだ。

(Full-Count編集部)

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