ロッテ伊東監督、好投一転乱調の涌井に「あと1点が取れなかったのが…」

ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】
ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】

6回まで2安打零封も7回に6失点&6敗目

 ロッテのエース涌井が6回まで散発2安打と完璧な投球を見せながら7回に自滅。今季6敗目を喫した。

 30日の日ハム戦で有原と投げ合い、中盤までは完璧だった。5月12日に東京ドームで日ハム打線にパ・リーグ新記録になる被本塁打6本、10失点。その汚名をそそぐ快投で、初回パラデスのタイムリーの1点を守り切るかに見えた。

 しかし味方打線が5回までに3併殺とあと1点が遠く、6回2死満塁で角中が遊ゴロに倒れた直後の7回だった。松本、西川、中田、レアードに4連打。スライダー、カットボール、フォーク、スプリットと甘くなった変化球をことごとく捉えられた。

 とどめは2死満塁から中島卓に対して147キロの速球が内角から中に入り、走者一掃の中越え三塁打。7回112球6失点でマウンドを降りた。

 伊東監督も第一声は「(涌井は)良かったな……。ボールのキレもあった。あと1点が取れなかったのが、ああいう形になった。ストライクを揃えすぎて、変化球で交わそうとした」と今一つ乗り切れないエースのピッチングを惜しんだ。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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