田中将大、110球目に最速154キロ 7回1失点8Kで7勝目「自信につながる」
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ダルとの投げ合いから3戦連続QSの好投、154キロは「力を振り絞って投げました」
ヤンキースの田中将大投手は3日(日本時間3日)、本拠地でのブルージェイズ戦で7回5安打1失点8奪三振1四球と快投し、7勝目(7敗)を挙げた。ダルビッシュと投手戦を演じた6月23日(同24日)のレンジャーズ戦から3試合連続でクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成。星を五分に戻し、試合後には「自信につながる」と手応えを示した。ヤンキースは6-3で勝利している。
田中は6回まで走者を出しながらも得点を許さず、切れ味抜群の変化球でブルージェイズ打線を圧倒。初回に味方打線が挙げた2点を守った。
94球で7回も続投すると、1死から四球と盗塁、捕手サンチェスの悪送球で三塁まで進塁を許す。バーニーはレフト前タイムリーを1点を失うも、ゴインズは投ゴロで2アウト。最後はメイルを追い込むと、この日最速95.6マイル(約154キロ)の速球はわずかにボールも、続くスライダーで投ゴロ。素早い反応の美技を見せて3つ目のアウトを取り、雄叫びを上げた。
ヤンキースは8回に4点を追加。9回はチャプマンが2点を失うも勝利した。
田中は試合後、テレビインタビューで「今日はチャレンジングな一日になるという気持ちはあったんですけど、その中でこういった結果を残せて、1つまた自信につながるピッチングができたと思います」と振り返った。
最速154キロをマークした7回の場面については「何とかあそこでイニングを終えたかったので、最後、力を振り絞って投げました」と笑顔。自己ワーストの6連敗と苦しんだ時期もあったが、これで51日ぶり勝利を挙げた前回登板から自身2連勝。3戦連続QSと安定感が戻ってきた。
右腕は「結果は自分でしっかり1つ1つ積み重なってきたところで出るものなので、目の前、今やらなければいけないことをしっかりやって、ゲームでそうやって投げていきたいですね」と話す。この日は今季2番目に多い111球を投げ、ストライクは72球。防御率5.25となった。
(Full-Count編集部)
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