前田健太5回1失点の好投&好打好走で逆転ホーム、7勝目の権利持ち降板

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

4回に三遊間破る左前打でつなぎ、二塁から一気に逆転ホーム

 今季7勝目を目指すドジャース前田健太投手が7日(日本時間8日)、本拠地でのロイヤルズ戦に先発。5回を投げて4安打5奪三振2四球1失点(自責1)と好投した。4回の打席には三遊間を破る左前打でつなぎ、二塁から一気に逆転ホームを踏む好打好走も披露。5回を86球(58ストライク)で投げ終え、勝利投手の権利を持って降板した。

 初回を3者凡退とする順調な立ち上がりを見せた前田は、2回に1死からペレスに中前打を許すも、後続を抑えて二塁を踏ませなかった。

 失点危機を迎えたのは3回。2死まで簡単に奪ったが、メリフィールドにフルカウントから四球を与えてしまう。続くトーレスの打席で二盗され、2死二塁とすると、トーレスにもフルカウントから四球。次打者ケインの打席で捕手グランダルが捕逸し、2死二、三塁のピンチを招く。だが、ケインにファウルで粘られたものの、9球目カッターで空振り三振に仕留め、難を逃れた。

 だが、4回に堪えきれなかった。2死からムスタカスに右翼深くに打球を運ばれ、二塁打とされてしまう。さらにエスコバルの中前打で二塁から一気に生還を許し、先制点を献上。続くゴードンの打席で一塁走者のエスコバルが二盗を試みたが、グランダルが見事に刺し、最少失点で踏みとどまった。

 直後、4回裏の攻撃で存在感を光らせた。2死一塁の場面で打席に立つと、ロイヤルズ先発ハメルから三遊間を破る左前打を放つ。これにフォーサイスが右前適時打で続いて同点。二塁に進んだ前田は、シーガーの右前打で一気に本塁を目指し、スライディングで逆転ホームを踏んだ。

 マウンドに戻った5回は先頭ゴードンに右翼へ二塁打を運ばれ、送りバントで1死三塁としてしまう。だが、メリフィールドを二ゴロに打ち取り、最後はトーレスを空振り三振。1点リードを守り抜いた前田はガッツポーズを作って喜んだ。

 今季7勝目の権利を手に入れた右腕は、6回のマウンドから中継ぎに託した。この日まで3連勝と勢いに乗るチームの流れを継いだ。

(Full-Count編集部)

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