日ハム上沢、784日ぶり札幌D勝利 好守の松本に感謝「同期最高っすね!」

日本ハム・上沢直之【写真:石川加奈子】
日本ハム・上沢直之【写真:石川加奈子】

鷹打線を7回0封、左翼松本がレーザービームで刺殺「こないだは本塁打も…」

 日本ハムの上沢直之投手が9日、本拠地でのソフトバンク戦で7回5安打無失点の好投で今季2勝目を挙げ、チームの連敗を5で止めた。

 札幌ドームでの勝利は、15年5月17日オリックス戦以来784日ぶり。お立ち台では「たくさんの方に応援に来ていただいて、声援が力になりました!」と喜びを爆発させた。

 いきなり先頭の明石に右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、目が覚めた。1死三塁から目下3冠王の柳田をフォークで空振り三振、4番の内川をプロ最速タイの149キロ直球で二ゴロに打ち取った。「初回にピンチがあったから、ずっと冷静でいられました」とバンデンハークとの投手戦で集中力を保ち続けた。

 1点リードで迎えた7回に最大の山場が訪れた。不運な内野安打と右翼線二塁打で無死二、三塁となった場面だ。

「最悪1点はオッケー。2点目だけ防ごうと思いました。流れも悪かったので我慢しようと」

 内川を直球で投ゴロ、デスパイネをフォークで二飛に打ち取ると、さらにギアを上げた。中村をフォークで三ゴロに仕留めるとこん身のガッツポーズ。「2アウトまでいったので、絶対に決めると頑張りました。最初の方に真っすぐを投げてイメージをつけていたので、甘いフォークにもポイントがずれたんだと思います」と胸を張った。

 好守にも救ってもらった。4回無死三塁、柳田がレフトに放ったライナーを捕球した松本剛が、タッチアップを試みた三走の高田をワンバウンド送球で刺した。726日ぶり勝利を挙げた2日のロッテ戦でもソロ本塁打で援護してくれた同期入団の松本に「こないだはホームランも打ってくれたし、同期最高っすね!」とお立ち台から感謝した。

 14年に8勝、15年に5勝を挙げた後、昨年3月に右肘を手術。昨季は1軍登板がなかったが、ソフトバンクを封じ込め、完全復活を印象づけた。「内容が良かったので言うことないです。連敗中でしたし、ソフトバンクに勝ったというのも、意味がある試合でした」と充実感をにじませた絶好調右腕。「まだまだ出遅れているので、これから頑張っていきたい」と後半戦のフル回転を誓った。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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