満塁降板も同僚好救援で無失点の上原浩治「心技体、すべてが負けてた…」

ブレーブス戦に登板したカブス・上原浩治【写真:Getty Images】
ブレーブス戦に登板したカブス・上原浩治【写真:Getty Images】

ナイター翌日のデーゲーム「まったく身体が起きてなかったね」

 19日(日本時間20日)に敵地ブレーブス戦に登板したカブス上原浩治投手。5点リードの8回で1死満塁のピンチを作って降板したが、続くストロップが強打者ケンプを併殺に仕留める好救援で無失点で切り抜けた。試合後にブログを更新した上原は「心技体、すべてが負けてた…」と、この日の登板を振り返った。

 前日は悪天候のため試合開始時間が2時間30分遅れ、午後10時過ぎから約3時間の試合を戦ったカブス。加えて、この日の試合開始時間は通常のデーゲームより1時間早い12時12分。このスケジュール上の悪条件が、上原にパフォーマンスに大きく影響したようだ。

 睡眠時間があまり取れなかったという右腕は「こんな日は若い選手に投げさせてよ~。契約の時だけ歳のこと言ってくるくせに~。まったく身体が起きてなかったね。終わってからも起きてない感じ」とジョークを交えながら、自身の状態について報告。「気持ちで負けてたわ。今回は投げたくないって思ってた自分がいたからね」と赤裸々な心境を伝えると同時に「心技体、すべてが負けてた…」と振り返った。

 ツイッターでは「サンキュー、ストロップ」と1死満塁の危機を併殺で乗り切ってくれた同僚ストロップに感謝していたが、ブログでも「あのまま投げてたら間違いなく打たれていただろうね」とし、「感謝感謝です」と改めて気持ちを伝えた。

「準備もそうだし、今回は何もかもが、いつものことを出来ていなかった」というこの日の登板は「自分の中で参考記録ってことに(する)」と気持ちを切り替えた右腕。「ちょっとゆっくり寝て、また次のシリーズから頑張ります!」と、21日(同22日)から始まるカージナルス3連戦に向けて意欲を燃やした。

(Full-Count編集部)

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